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大鷲神社
【おおわしじんじゃ】


栄町安食(あじき)にある神社。祭神は天之日鷲命・大己貴命・少彦名尊・日本武尊。鷲宮(利根川図志)・鷲賀岡神社(印旛郡誌)・鷲神社などと呼ばれた。当社は錦旗山と称する山頂にあり,印旛沼に突き出す形になっていたという(利根川図志)。社伝によれば,日本武尊東征に際して,当山に錦旗を立てて仮の野立所としたが,その折に松樹を神籬として祖神を奉斎したのが当社の創祀という。近世になると春日局の崇敬が篤く,竹千代の出世を当社に祈願して3代将軍になることができたため,幕府の軍船天地丸の金色の鷲を当社に報恩として奉納したという。神宮寺は正徳寺(栄町安食)。例祭は11月初酉の日。その前夜に献穀祭がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7053503