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貝淵藩
【かいぶちはん】


旧国名:上総

(近世)江戸期の藩名。譜代・小藩。陣屋は望陀(もうだ)郡貝淵(木更津市)。上総国望陀・市原・周淮(すす),上野国山田,常陸国茨城・河内の6郡内で7,000石を知行する側御用取次の林忠英が,文政8年若年寄昇進の際3,000石を加増され,1万石で立藩。歴代藩主は,忠英・忠旭・忠交・忠嵩。林氏は参勤交代を行わない定府大名であった。忠英は将軍徳川家斉の寵臣で,側衆御用取次・勝手方・大奥のことを兼務する若年寄として活躍し,天保5年12月に3,000石,同10年3月に5,000石を加増され1万8,000石を領した。同12年家斉の死去により,若年寄を免職され,8,000石を減封され致仕し,嫡男忠旭が相続。忠旭は,天保14年6月印旛(いんば)沼干拓の御手伝普請を命ぜられた。また嘉永3年には陣屋を望陀郡請西(じようざい)村に移し,請西藩と改称。忠嵩は,戊辰戦争の際,藩士70余人と遊撃隊36人を率いて,小田原・沼津・会津・米沢・仙台などを転戦し,明治新政府に抗戦したため,明治元年藩領を没収され廃藩。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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