100辞書・辞典一括検索

JLogos

15

鎌数伊勢大神宮
【かまかずいせだいじんぐう】


旭市鎌数にある神社。祭神は天照皇大神。通称はお伊勢様。寛文11年に椿海の干拓がなったとき,干拓の成功を祈って内宮の御師梅谷左京の祓を立ておいた所に3尺四方の社を建立し,椿新田18か村の鎮守とした。享保20年にその社を1丈4尺余,奥行1丈5寸とし,伊勢の内宮と同じ様式で神宮の小工により造営したが,名称を内宮神明といい,かつ様式が内宮と同じであったことから伊勢神宮で問題となり,社殿を破却することが認められた(椿神明沙汰文/神宮文庫蔵)。昭和3年に郷社。祭は3月27・28日の両日で,「お伊勢参り」として知られ,前年に嫁入りした花嫁が花嫁衣装で参詣するので有名。神楽は県無形民俗文化財。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7053868