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小御門神社
【こみかどじんじゃ】


下総(しもふさ)町名古屋にある神社。祭神は贈太政大臣藤原師賢(文貞公)。師賢は,元弘元年に後醍醐天皇に代わって比叡山に登り賊軍討伐の錦旗を立てたが失敗し捕えられ,翌2年5月に下総国名古屋の千葉貞胤の家に幽閉され間もなく死亡した。明治10年5月になって地元の沢田総右衛門らが社殿建設を図り,同12年1月に官許を得て社号を小御門神社と称し,同15年に社殿完成し別格官幣社となった。後醍醐天皇宸筆の色紙1葉,藤原師賢書状3通などを所蔵するほか,社叢は県天然記念物。当社南方に師賢居館跡があり,俗に十日屋敷という。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7054611