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四社神社
【ししゃじんじゃ】


横芝町屋形にある神社。祭神は建速須佐之男命・天津児屋根命・別雷命・菅原道真。かつては正一位四社大明神と称した。上総介高望王が昌泰元年9月に境村と呼ばれていた当地に館を造営したが,その後延喜元年9月に,その崇拝する神を鬼門鎮護のために奉斎したのが当社の創祀で,翌年5月仏寺(来照寺)を創建して国家安穏を祈願し,当社をその鎮守としたという(山武郡郷土誌)。なお一説にこれを平良兼とする説もある(山武地方誌)。天正14年5月に坂田城主井田友胤と里見氏との栗山川合戦の際に兵火にかかり,さらに同18年3月にも豊臣氏の房総平定に際して松ケ谷城主川代氏と井田氏の蓮沼合戦で灰燼に帰したという(同前)。元禄元年11月になって社殿が再建された(棟木墨書)。明治2年に現社名に改称し,同6年郷社に列格。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7054864