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柴山藩
【しばやまはん】


(近代)明治初年の藩名。譜代・小藩。藩庁は武射(むさ)郡柴山村(芝山町)。明治元年7月駿河国駿府藩の成立により,遠江国周知(すち)・山名・豊田・佐野・榛原(はいばら)・城東(じようとう),駿河国志太(しだ),伊豆国加茂・那加の9郡内に領地5万石を領有する遠江国掛川藩主太田資美(すけよし)が,のち領地を収公され,上総国柴山藩5万37石に入封を命ぜられ,同2年5月当地に藩庁を置いて成立。同3年11月に武射郡松尾(松尾町)に藩庁を移転し,同4年1月に松尾藩と改称。領地は上総国武射・山辺両郡内148か村から成り,表高は5万37石であったが,実高は5万3,428石余。明治2年6月版籍奉還,同4年廃藩置県となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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