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千葉公園
【ちばこうえん】


千葉市弁天にある市立公園。面積22万m(^2)。鉄道第1連隊の演習場跡地で,樹木の全くない台地と沼地であったが,昭和23年から造成が進められ,同40年に完成。現在では綿打池を中心に500本余りの桜をはじめ,ツツジ・フジ・ショウブが植えられ,ヤナギ・ヒマラヤスギなどの樹木も茂る。公園右手の高台は荒木山といい,満州事変のとき大興安嶺付近で戦死した鉄道第1連隊の荒木大尉の銅像がたっていたが,現在は展望台が設けられ,千葉市の中心街や千葉港,好天の日には富士山が望める。公園南門付近の蓮池には,大賀一郎博士が同市検見川(けみがわ)で発見した2,000年前の実を発芽させた大賀ハスが植えられ,毎年7月上旬に開花する。園内には野球場・陸上競技場・プール・体育館・動物園・児童遊園地などが設けられている。そのほか県出身の陸軍少年航空兵をしのぶ平和の翼の碑,護国神社,忠霊塔があり,鉄道連隊が使ったトンネル工事演習用のコンクリートドームやコンクリートの橋脚も残っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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