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銚港神社
【ちょうこうじんじゃ】


銚子市馬場町にある神社。祭神は闇淤加美神。相殿に級津彦神・級津姫神を祀る。明治2年までは竜蔵権現と称していた。利根川を眼下に見下ろす場所に立地する。社伝では応永2年の創祀という。竜蔵権現と称していた頃の神体が坂東三十三か所第27番霊場の円福寺(銚子市馬場町)本堂にある。神体は緑泥片岩の石棒である(銚子市史)。江戸期になって,初代領主松平外記から権現免という祭粢田を寄進されたと伝える。また寛文2年9月13日には松平忠宣が石鳥居1基を寄進し,安永4年12月になって松平図書頭がそれを再建している(現存)。明治2年正月5日現社名に改称し,同16年8月郷社。第2次大戦中の空襲によって社殿などを焼失。例祭は旧暦6月9日であるが,この日から5日間神幸潮祭を執行する(隔年)。名人常三郎作という石造高麗犬1対がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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