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登渡神社
【とわたりじんじゃ】


千葉市登戸町にある神社。祭神は天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・天日鷲命。登戸神社が一般的な呼称。社蔵の「登渡神社略記」によれば,正保元年に千葉氏の子孫である登戸権介平定胤が祖先霊追善のため,千葉妙見寺(現千葉神社)の末寺として建立したのが白蛇山真光院定胤寺で,その境内に北辰妙見尊を勧請して祀った妙見社が当社の前身である。神仏分離により現社号に改称。明治年間に「鷲の宮」を合祀した。この「鷲の宮」は現在の登戸幼稚園付近の高台にあったという。現社殿は嘉永3年のもので,社殿の彫刻「小壁嵌板彫刻」は信州諏訪の名工立川内匠和四郎の作といわれ市文化財。境内には天和元年の石灯籠,元禄8年の庚申塔,宝暦9年の狛犬などがある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7055975