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人見神社
【ひとみじんじゃ】


君津市人見にある神社。祭神は天御中主命・高皇産霊命・神皇産霊命。人見妙見とも称した(房総志料/房総叢書)。社伝では白雉元年に日向国から勧請されたという。のちに平将門が北辰尊(妙見)を祀ったと伝えるが,「千学集抄」では,上総介忠常が当地に3日間逗留した際に当社に妙見を祀ったのだという(房総叢書)。以後,上下両総の代表的妙見社(二総六妙見)の1つとして民間の信仰を集めた。別当は人見山青蓮寺。青蓮寺は天正19年11月に徳川家康から5石の朱印地の寄進があった(寛文朱印留)。元禄4年には領主小笠原彦太夫が当社に太刀1口を寄進した。また近郷17か村の鎮守であった。神仏分離に際して現祭神に改め,明治7年に人見神社と改称し,郷社に列格。8月22日の例祭日に御衣替神事・神賑神馬奉納神事が行われる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7056727