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富津公園
【ふっつこうえん】


富津市富津岬全域を区域とする県立公園。南房総国定公園のうち。面積108万m(^2)。昭和26年都市公園として計画決定し,公園や駐車場などを整備,同43年には明治百年記念森林公園の指定を受け,岬の先端に展望台が取り付けられた。公園の地は,明治17年頃から岬沖合には3~4kmの間隔で第1・第2・第3海堡が,公園展望台のある場所には砲台が築かれ,大正期から第2次大戦まで大砲の試射場となり,岬一帯は要塞地帯として立入り禁止であった。公園の中心は入口近くのボート池周辺で,5万m(^2)の県営プールや遊戯場・キャンプ場・自然教育園などがある。岬南側の約4kmの砂浜は富津海水浴場になっており,岬北側の砂浜では潮干狩り・簀立てが行われる。園内には江戸末期に松平定信が当地を巡検して築いた砲台の跡や陣屋跡がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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