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松戸神社
【まつどじんじゃ】


松戸市松戸にある神社。祭神は日本武尊。もともとは御嶽大権現であったが,明治15年に現社名に改称。当社は日本武尊東征に際して陣営となった所で,寛永3年9月18日になって里人が日本武尊の徳を慕って社殿を建てたという。また日本武尊がこの陣営で従将の吉備武彦と大伴武日連の到着を待ったために当地を待処(松戸)と呼んだという俗説がある。また徳川光圀が野狩の時に当社前の白鳥を見つけそれを射落とそうとしたが,矢が折れたため神罰を恐れてその弓矢を奉納したといい,その後水戸家歴代の崇敬を受けたが,元文年間の火災により,神宝や小田原北条・千葉氏からの文書などを焼失したと伝える(東葛飾郡誌)。有栖川宮熾仁親王筆の社号額がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7057171