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山倉大神
【やまくらおおかみ】


山田町山倉にある神社。旧村社。祭神は高皇産霊神。建早須佐之男神・大物主神を配祀する。かつては皇産霊神宮・大六天宮などと称していた。現在では山倉様と呼ばれる。社伝によれば,弘仁2年に国内に疫病が流行したので,11月にその平癒を祈願して高皇産霊神を勧請したのが当社の創祀という。文政9年3月京都嵯峨御所から大六天宮の社額と菊章鈎挑燈,紫幕が寄進されている(以上香取郡誌)。神宮寺は山倉山観福寺(山田町山倉)。明治3年に現在名に改称し,同14年村社に列格。例祭は12月7日(初卯祭)。4月3日・10月2日。初卯祭には参詣者に鮭の生身が頒布される。関東・東北地方に数多くの講があり民衆の崇敬を受けている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7057646