麻布
【あざぶ】
旧国名:武蔵
阿佐布(役帳)・安座部(江戸名所記)・浅府(江戸雀)・浅生・麻生(再校砂子)とも書く。白金台(しろかねだい)北方の台上と周辺に位置し,由来は麻が生えていたから麻生,麻布を生産したため,浅茅生が浅生となったという説などがある(砂子・新編江戸志・温故名跡志など)。「麻布」の初出は元禄3年の「江戸図鑑綱目」であるが,「書上」は正徳3年頃麻布と書きかえたという。
【阿佐布(中世)】 戦国期に見える地名。
【阿佐布村(近世)】 江戸初期の村名。
【麻布町(近世)】 江戸期~明治初年の町名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7058237 |