宇奈根
【うなね】

旧国名:武蔵
宇名根とも書く(役帳)。地名の由来は,国学者高田与清は「世田谷紀行」(文化12年)で,「三代実録」(巻5)や「延喜式」(神名帳)に伊賀国宇奈根神とあるので,「さる名の神をいはひまゐらせてより名におへりしにや,いつの世にうなねの神をいはひそめて里の名さへにいひならしけん」と詠じている。地形が頂根のように多摩川に差し出しているためであろう。
【宇奈根(中世)】 室町期に見える地名。
【宇奈根村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【宇奈根(近代)】 明治22~昭和11年の砧村の大字名。
【宇奈根町(近代)】 昭和11~46年の世田谷区の町名。
【宇奈根(近代)】 昭和46年~現在の世田谷区の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7058876 |





