金杉仲町
【かなすぎなかまち】

(近代)明治2~4年の町名。芝(しば)を冠称。芝金杉裏2~4丁目の一部と芝金杉片町・芝金杉裏3丁目経覚寺門前を合併。町名は芝金杉裏の通りを,金杉の東側町域の中にあるので俗称中町といっていたためか(港区沿革図集)。同4年末芝金杉浜町に合併。ただし同年11月の町鑑には芝金杉仲町をのせ,同5年1月の町鑑には芝金杉裏2~5丁目・芝西応寺町の各一部と芝金杉裏3丁目・経覚寺門前・芝金杉片町・芝金杉浜町を合併して芝金杉浜町と唱え替えたとあり,芝金杉仲町が芝金杉浜町に合併されたとは述べていない。しかし地域が一致するから,明治4年12月末で金杉仲町は町名を失ったものであろう(港区沿革図集)。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7059569 |