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駒形
【こまがた】


旧国名:武蔵

「君はいま駒形あたりほととぎす」,新吉原(しんよしわら)の遊女高尾の仙台侯への恋慕の句と伝える。初代安藤広重もこれをうけて「名所江戸百景」の駒形堂の空にホトトギスを配している。古くからなじみのある町名だが,成立年代は不詳。寛文江戸図にすでに「こまがた丁」の記入がある。町名の由来は馬頭観世音像を納めた駒形堂によるが,堂名のいわれには3説ある。第1は,隅田川の上からは堂の形が馬が駆けているように見えるので,「駒がけ」が「駒がた」に転訛した(江戸名所記)。第2は寄進の絵馬を掛けたので駒掛け堂といっていたのが,駒がたに転訛(燕石雑誌)。第3は駒形神を箱根から勧請した御堂であるから(地名辞書)とする説がある。
駒形町(近世)】 江戸期~明治初年の町名。
駒形町(近代)】 明治初年~昭和9年の町名。
駒形(近代)】 昭和9年~現在の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7060604