汐留
【しおどめ】
江戸期の俗称に起こる地名。塩留とも書く(江戸雀・延宝江戸図・元禄江戸図)。昔塩問屋があった(鹿子)ともいうが,正保年間以前は外堀(汐留川)が三十間堀につながり,海は堤防で仕切られ,潮留になっていたからであろう(港区史)。汐留川が土橋(どばし)で堀留になっていたから汐留という「画報」の説は,そうなっていた事実はないのでうなずけない。芝口新町・汐留三角屋敷などができてから,この両町の異称でもあった。
【汐留町(近代)】 明治2~5年の町名。
【汐留町(近代)】 明治5年~昭和7年の町名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7060953 |