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汐留三角屋敷
【しおどめさんかくやしき】


旧国名:武蔵

(近世)江戸期~明治2年の町名。もとは定浚(じようざらい)請負地で竹・木・薪を売買する者が,商品の置場としていた所で,享保9年商人たちが上納地として町家作を許された。町名の由来は汐留橋(のちの蓬莱橋,現在は昭和通り)ぎわの三角形の町屋であることによる。また「沿革図書」には,宝永4年6月付近の道路用に召し上げられ,その代地として南続きの明地に支給されて三角屋敷と唱える町屋ができたとある。文政11年の家数11軒,家主3・地借8(町方書上)。明治2年,汐留町の一部となる(己巳布令)。現行の新橋1丁目6番のあたり。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7060954