島根
【しまね】

旧国名:武蔵
荒川下流北方に位置する。古くは島畑(しまはた)村ともいう。地名の由来は水田の中に陸田を設けたいわゆる島形の島畑が多かったことによるという。「沢系図」によると,九郎次郎宗久(のち九郎兵衛)が大坂両度の役に供奉して,家康関東入国の際に当村をあてがわれ,のち御料に奉った。日蓮宗安穏寺の開山日通は応永20年4月20日寂し,その縁起には当寺の顛末と鎌倉期以来の帰依者が記されているといい,境内の御茶屋跡は大猷院の御成りのあった旧跡という(新編武蔵)。
【島根村(中世)】 室町期に見える村名。
【島根村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【島根(近代)】 明治22年~昭和7年の梅島村の大字名。
【島根町(近代)】 昭和7~42年の足立区の町名。
【島根(近代)】 昭和42年~現在の足立区の町名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7061225 |





