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図師
【ずし】


旧国名:武蔵

鶴見(つるみ)川上流に位置し,東北および西南に丘陵が起伏し,中央を鶴見川が流れる。承久年間頃小山田二郎重義がこの地を領した時,白山権現別当の大蔵院の僧が社地の状況をことごとく図にして提出した。重義はその図のすぐれているのに感激し,図師の法印と称して白山社領を寄付,以後,図師と呼ぶようになったという(新編武蔵)。永禄2年の「役帳」に由井領として「武州小山田之内四ケ村」とあり,この4か村のうちに図師村が含まれると推定される(町田市史)。「甲陽軍鑑」によると永禄12年武田信玄の軍が,滝山城(八王子市)攻めから一転して小田原攻撃に向かったとき,この地を経略して南下したという。なお,文明18年道興准后が大山詣でのあと,図師の半沢の地に立ち寄り,「水なかば沢べをわくやうす氷」という発句を作ったという(廻国雑記)。
図師村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
図師(近代)】 明治22年~昭和33年の忠生村の大字名。
図師町(近代)】 昭和33年~現在の町田市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7061792