江の島①
【えのしま】

旧国名:相模

絵島とも書く。相模湾上に位置する島。東は三浦半島を望み，西は伊豆半島を眺め，両半島を連ねる湾曲した汀線にかこまれている。地名は島の形が「江」の字に似ていることによるという。江の島は，その北面近くを流れる境川の運ぶ土砂によって半ば片瀬海岸に連結される陸繋島で，干潮時には砂州伝いに渡ることができる。古くから江島神社の弁天信仰で栄え，現在は有数の観光地となっている。また地内に植物園内遺跡があり，縄文後期から弥生時代にかけての土器片が発掘されている。
【江島(中世)】　鎌倉期から見える地名。
【江の島(近世)】　江戸期～明治22年の地名。
【江の島(近代)】　明治22年～昭和41年の大字名。
【江の島(近代)】　昭和41年～現在の藤沢市の町名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7065953