野毛山公園
【のげやまこうえん】

横浜市西区老松町にある都市公園。種別は総合公園。都市公園指定は昭和38年８月20日。計画決定面積9.2ha，開設面積9.66ha。当園は，古く野毛の浦一帯を含む戸部村に属し，変化に富んだ丘陵地を占めていた。藩政期は神奈川奉行預地で，その後，横浜市の商人野沢屋の茂木惣兵衛，亀善の原富太郎らが競って別荘を構えた地。大正14年９月18日，純日本式の庭園を有する野毛山公園として開園され，第２次大戦中は陸軍の陣地となり，戦後は昭和22年まで接収された。翌23年から旧日本庭園の部分に動物園施設を，旧洋式庭園に児童遊園が造営され，この２地区を併せて野毛山遊園地として開設された。園内には第４回国体夏季大会場に使われた市営野毛山プールがある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7068458