東高根森林公園
【ひがしたかねしんりんこうえん】

川崎市宮前区神木本町２丁目にある県立の都市公園。種別は総合公園。都市公園指定は昭和53年４月25日。計画決定面積13.9ha，うち開設面積10.2ha。当園は，川崎市のやや西寄り，東名高速道路と市営緑ケ丘霊園に隣接し，もともと県住宅供給公社が住宅団地建設用地として買収した所。その後，弥生時代の集落跡が発掘され，また，周辺のシラカシ林が樹齢200～300年と推定されるに及んで，昭和46年12月，県は集落跡を東高根遺跡（1.3ha）として県史跡に，シラカシ林（2.8ha）を県天然記念物に指定した。同48年，これらの文化財を含めて周辺一帯の公園整備に着工した。当園の特徴は自然石を多用した風景式庭園と湿性植物園で，同54年10月には，かながわ景勝五十選の１つに挙げられている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7068653