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竜蔵神社
【りゅうぞうじんじゃ】


厚木市飯山にある神社。旧村社。祭神は級長津彦命・級長戸辺命・大日孁命ほか。もと竜蔵権現社,あるいは井山神社と称した。社伝では,神亀2年,僧行基が勧請,創祀したといわれる。別当は竜蔵院で,飯谷山藤井坊と号し,本山派修験。当社は石1個を神体とし,本地は弥陀・薬師・十一面観音で,全て行基作と伝え,竜蔵院の開山恩隆は文明2年に卒したという(新編相模)。社伝によれば,治承4年に源頼朝の願で神祇官白川氏が奉幣する相模国61社の1つに加えられたといい,天正19年には朱印社領2石と定められた(寛文朱印留)。宝暦元年に拝殿を,天保4年に本殿を再建。明治6年に村社となり,同43年に同地の籏谷神社・小金神社・白山神社を合祀した。例祭は8月1日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7069663