100辞書・辞典一括検索

JLogos

32

上越線
【じょうえつせん】


高崎(群馬県)から宮内(長岡市)に至る16万2,600m(県内8万2,500m),東日本旅客鉄道会社が経営する路線名。駅数31(県内17)。大正7年清水トンネル内の県境南の群馬県側を上越南線,北の新潟県側を上越北線と称し,両端から県境に向かって工事,新潟県は宮内駅から着手。昭和6年全線開通し上越線と称す。工事の最大の難関は,清水トンネル(9,702m)および前後の湯檜曽(ゆびそ)・松川ループ線の取付け工事であった。同22年上野駅と新潟駅間の全線電化が完成。特急とき号の誕生を迎えた。同36年複線化が着工,同42年に完成。関東地区と日本海側との最短線として敷設され,全線電化以後客・貨とも輸送量が年々伸び,本州中部の横断路線として管内業績第1位。しかし,上越新幹線の開通に伴い,特急とき号や急行佐渡号が廃止され,旅客輸送の主役の座を譲り渡し,通勤・通学客を中心とする地域間輸送路線に性格を変えつつある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7074228