大郷島
【だいごうじま】
藩政期の川島名。白根市の北東部,信濃川とその分流笠巻川(越後野志では小俣川)に囲まれていた。東西1~2km・南北約6km。現在は通称白根郷の一部。笠巻川によって安永5年頃から島の両端側が自然閉塞した。新田開発の適地とされ,文久2年周辺の庄屋・名主階級数十人の共同計画が藩の許可を得て着工。明治2年に約100町歩の田畑を生み出した。堤防は川跡埋立てにより削り取られ,島は西隣の小吉島と陸続きになった。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7074882 |