名立大町
【なだちおおまち】
旧国名:越後
名立川河口部。地名は,室町期に本集落が形成され,店舗が軒を連らねて大きな町の景観を示していたことによると伝えられている。南部の崖の中腹部には大宝2年,泰澄大師の創建と伝える岩屋堂観音堂がある。鎌倉期,執権北条時頼が訪れた際その霊験にうたれて越後33か所観音霊場の第1番札所にしたと伝承される(名立乃歴史)。
【名立大町村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【名立大町(近代)】 明治22年~現在の名立町の大字名。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7076473 |