羽茂
【はもち】
旧国名:佐渡
「はも」ともいい,羽茂知・羽茂地とも書いた。佐渡ケ島の南部,羽茂川の流域。地名の由来は,川が緩やかに流れ平野をなす地形によると思われる。「日本書紀」欽明天皇5年12月条に載る禹武邑を当地とする説もあり,羽茂川河口付近の羽茂平野には条里遺構が見られ,羽茂郡の中心地として郡衙が置かれたと考えられている。
【羽茂(中世)】 戦国期に見える地名。
【羽茂村(近代)】 明治34年~昭和36年の佐渡郡の自治体名。
【羽茂町(近代)】 昭和36年~現在の佐渡郡の自治体名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7077123 |