府屋
【ふや】

旧国名:越後
古くは「おおかわ」ともいった。大川河口,日本海沿岸。中世には豪族大川氏が居を構えており,「慶長国絵図」には「ふる城」と「藤懸り館」として大きく描かれている。同絵図によれば「大川之町」として家並みが描かれ,家数等は遠辺村(154石余)として記され,また,浜辺には「かんだ村」(37石余)があった。これらが現在の府屋にあたる。大川氏は村上の本庄氏と昵懇の関係にあり,上杉謙信の麾下として川中島の戦では勇名をはせた。
【府屋町(近世)】 江戸期~明治22年の町名。
【府屋(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7077733 |





