岩屋用水
【いわやようすい】
婦負(ねい)郡八尾(やつお)町,町部の東側黒瀬(くろせ)谷から杉原(すぎはら)にかけて約182haを灌漑する用水。この用水ははじめ小川子(おがわこ)村(婦中(ふちゆう)町神保(じんぼ)地内)の八右衛門の出願により,元禄13年から16年にわたり,藩営普請として完成したもので,当初700石余りの村高だったが,たびたび改良を加えて藩政末には1,750石余りとなっていた。久婦須(くぶす)川の右岸黒瀬谷宮ノ腰(みやのこし)から取水する。昭和11年岩屋地内に記念碑が建てられた。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7080052 |