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熊無
【くまなし】


旧国名:越中

余川(よかわ)川の上流に位置し,西方は200m前後の山脈を隔てて石川県に接する。集落は上出(かみで)・下出の2区があり,上出は嶽(だけ)と中出の2垣内(かいと)に分かれている。高原状盆地をなし,典型的地滑り地形である。隣村論田(ろんでん)とともに古来地滑りの頻発した所で,村名の由来は,地滑りによって隈(区画)がなくなったので隈無となり,のち熊無に転訛したという説がある。村内各地から石斧数個が発見された。鎮守十柱神社には藤原時代作の木彫阿弥陀如来坐像(高さ130cm,胴部後補)が祀られており,仏教信仰浸透の古いことを示す。大門という地名があるのも古代寺院の遺跡であろう。
熊無村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
熊無村(近代)】 明治22年~昭和28年の村名。
熊無(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7081175