興法寺
【こうぼうじ】
旧国名:越中
地名の由来は,天平年間頃,礪波(となみ)郡安居村の安居寺の下寺二十四坊の1つ興法寺があったので,その名残であろう。口碑によると,往古弘法大師が巡錫の折,当地に来て,村人が飲料水に不自由しているのを哀れみ,杖で清水を湧き出させた。それを弘法清水と呼び,いつか地名になったともいう(小矢部市史)。
【興法寺村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【興法寺(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7081334 |