新保
【しんぼ】

旧国名:越中

上庄(かみしよう)川中流北岸に位置し，河畔に平野があり，西北に丘陵山地を背負う地域。集落は表出・浦出・梅谷内出・新屋敷出の４垣内(かいと)に分かれる。地名の新保は新開村の意であるが，その起源は古代にさかのぼると考えられる。明治初年の地籍図には，古代条里制の跡が看取される。村の領域は上庄川の南岸（伊尾田地区）にも広がり，そこに滝尾山（早借領）がある。
【新保村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【新保(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7082093