平
【だいら】
旧国名:越中
蔵王(ざおう)山を境に石川県に接する高所に位置する。土地はやせて砂礫が多く,夏季には山霧の冷害を受けることがあり,水田は緩傾斜地に階段状に造成されている。当地は近隣の吉岡・平沢両村と合わせて往古より北山三郷と称せられ,中世・近世にわたり存在した石動山天平寺の東側登山口にあたる。県境の路傍に,天正5年6月28日在銘の,胎蔵界大日如来の種字を彫った自然石の石碑がある。
【平村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【平(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7082365 |