泊新
【とまりしん】

旧国名:越中

地名は立山開山伝説にもとづき佐伯有頼（若）が逃げた鷹を追う途中この原野に一泊したところから一夜泊と称し，のちこの地に造営した宮を泊の宮と名づけたことによるという（五百石郷土史）。また立山へ行く亡者が一夜泊っていくところ（立山道名所），有若の母が一泊した所（越中旧事記）などの伝もある。また寛文年間あるいは慶長２年に泊新と改め宮を神明宮と改称したともいう（五百石郷土史）。
【泊新村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【泊新(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7082971