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藤巻
【ふじまき】


旧国名:越中

東は北流する和田川。藤牧とも書く(折橋文書)。村には牛塚姓があり,村の伝えに,その昔,都から来た大人(うし)(藤原氏系か)によって開発,地名の藤は大人の素姓を,巻とはその領有圏を表し,藤巻としたという説がある。牛塚とは大人の塚。村名の初見は戦国期佐々成政が家臣の槻尾甚助に1万俵の地を与えた天正11年8月21日の「知行高目録之事」に「四拾俵之所 中郡藤巻村」(川越家文書)とある。
藤巻村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
藤巻(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7084168