100辞書・辞典一括検索

JLogos

44

布施山開
【ふせやまびらき】


旧国名:越中

(近世)黒部川西岸の十二貫野台地上に位置する。新川(にいかわ)郡のうち。25か村があった。地名の由来は,布施山ともいう十二貫野を開拓したのにちなむ。開墾村高は,元禄16年には,富士平75石・立岩開(たていわびらき)370石・桃原開(現宇奈月温泉の地)150石・中黒開50石。文化年間以後,宮野用水の水利を得て大野開が開墾された。天保8年椎名道三が十二貫野用水開削に着手,弘化4年泊町与三左衛門が十二貫野開発を許され,鶏山開(けいざんびらき)・小寺沢・長坂野・大谷が開かれた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7084181