本江
【ほんごう】

旧国名:越中
上市(かみいち)川の支流郷川中流の北東側低地に位置する。南東方は小森,北西方は寺町と安田,南方は広野新と砂林開,北方は田林と東福寺野に接する。村名の由来は,村内を流れる川を郷川とも本郷川(本江川)とも称したことによる(越中志徴)。800年前の堀江荘の古文書中に,本庄とあるのは,本江のことではなかろうかといわれる。当時は郷川本流の湿地帯であった(滑川の郷土史)。天正の頃,松倉城の椎名兵部に従って大坂の石山本願寺に加勢に出かけた生き残りの主従5人が,本郷谷に入ったと伝えられる。その中の木村佐兵衛道兼は弥左衛門と名乗って,その子弥三郎より子孫代々開拓を進めて1村を開いたという。
【本江村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【本江(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7084424 |





