余川①
【よかわ】

旧国名:越中
井田川中流に隣接して東・西に2つの余川村がある。口碑によれば,かつて1つの村であったものが,井田川洪水の際村の中央を川が流れ,その後2つに分村したと伝えている。北は下井沢村,西は高日附村,南は浜ノ子村へと通じる,地名の由来は,井田川がかつて大坪森田村の地を流れていた際,ここに支流が流れ,それを余川と称したことからくるという説(婦負郡誌)と,洪水で村中に川が流れ,川除けをしたことによって除川(よかわ)と称したという説(肯構泉達録)の2つがある。また富山藩2代藩主正甫が鷹狩にこの地を訪れた際,竹が多く生えていたことから,竹ノ端村と名づけられたとも伝えている(婦負郡誌)
【余川村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【余川(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7085089 |





