粟津
【あわづ】

旧国名:加賀

木場(きば)潟南方に位置する。粟津川が流れる。古くから温泉が湧出する。温泉の由来としては，養老２年泰澄が夢のお告げにより発見。泰澄の滞在を願った村民に観音と薬師如来の像を与え，代わりに弟子の雅亮を還俗させて湯の管理に当たらせたという。平安期には花山法皇も入湯したという（小松市史）。
【粟津保(中世)】　鎌倉期から見える保名。
【粟津村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【粟津村(近代)】　明治22年～昭和15年の能美郡の自治体名。
【粟津(近代)】　明治22年～昭和15年の粟津村の大字名。
【粟津町(近代)】　昭和15年～現在の小松市の町名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7085501