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鬼屋
【おにや】


旧国名:能登

能登半島北部,八ケ川の支流鬼屋川の小さな谷あいに位置する。地名の由来は「昔この地に鬼がいた」といわれることにちなむという。正平2年の「総持寺寺領目録」には「諸岳村之内」に「鬼谷」と見える。古来,総持寺との関係が深く,全戸が総持寺の門徒である。毎年2月6日に行われる鬼屋神社の「ぞんべら祭」は約600年前から伝えられてきたといわれ,「農之次第」の祭文を唱えながら田作りから田植までの農作業を神前に演じて,その年の豊作を祈願する奇祭である。高尾山にあった観音堂は,能登三十三か所のうち,28番の札所で,近郷の人々の信仰が篤く,高尾山の山祭りには多くの人たちが登ったものである。また「三尺坊」などの古い寺院跡も残っている。山中にある古和清水(こわしゆうど)は総持寺の開創以来の霊泉である。
鬼屋村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
鬼屋(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7086195