館
【たち】
旧国名:能登
能登半島北部,八ケ川中流の南岸に位置する。地名の由来は,中世に地頭が居住し,その館があったところからつけられた(門前町史)。館跡付近には主館・中館・古館・外垣・馬場・的場などの地名が残っている。明治10年3月9日,通称ヤノドンと呼ぶ畑から珠洲焼の大甕に入った宋銭が51種,10万8,531枚出土し,中世に有力者が居住していたことを物語っている。総持寺の総門跡がある。
【館村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【館(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7088219 |