鍋谷
【なべたに】

旧国名:加賀
「なべたん」ともいう。能美(のみ)丘陵中央部,鍋谷川上流部に位置する。地名については,「郷村名義抄」に,古くはなめたに村と云ったが,のち鍋谷と書く,とある。また「皇国地誌」には,「古時滑谷村ト称スト云フ,一説ニ中村ト称スルコトアリシト云フ」と記されている。さらに,当地には大小200余の小谷があることから「なべて谷」の意味ともいうが不詳。平家落人伝承がある(鍋谷史)。古来集落は上流から上村・中村・森(奥)・大久保(窪)・殿村・下村・阿古(阿古出)の7か村に分かれ鍋谷七村といわれていた。
【鍋谷(中世)】 戦国期に見える地名。
【鍋谷村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【鍋谷(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7088810 |





