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西土田村
【にしつちだむら】


(近代)明治22年~昭和15年の羽咋(はくい)郡の自治体名。能登半島中央部の内陸部にあり,眉丈(びじよう)山系に続く丘陵地と米町(こんまち)川流域の平野に位置する。仏木(ほとぎり)・代田(しなんた)・矢田・印内(いんない)・谷屋・栗山・市の谷の7か村を合併して成立。旧村名を継承した7大字を編成。村名は古代の都知(つち)郷,中世以降の土田荘の西部にあたることから命名。役場を大字仏木に設置,のち代田に移転。戸数・人口は明治22年379戸・1,997人,大正9年335戸・1,787人。農林業のほかに大字谷屋・栗山・矢田・印内では紙漉きを生業とし,明治43年の製造戸数157・産額5,900円を数える(志賀町史)。また明治初期より北海道移出用の藁莚の生産が盛んで大正5年4,700束,昭和10年2万束を製織。昭和15年東土田村と合併して土田村が成立。7大字は同村の大字に継承された。当時の人口は1,875。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7088892