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朝日
【あさひ】


旧国名:越前

九頭竜川上流右岸,石徹白(いとしろ)川との合流点下流に位置し,南に鷲鞍岳がそびえる。地名の由来について,柳田国男は「北国紀行」のなかで角野村の角野は日陰の地を意味するのに対し,朝日村の朝日は日受けの地を意味すると推考している。熊野神社に平安末期の作とされる青葉の笛が伝えられている。この笛について「越前地理指南」に「村より廿町計東の山に悪源太義衡の館跡あり,御所ケ平と云,義衡落人と成て此所ニ三とせを送らるる,其内に介錯の女に妾アリ,懐胎の内ニ義衡帰京也,其時生降の子男子ならは得さすへしとして一尺三寸の脇指と横笛を残しおかるる,斯て出生の子女子なり,去程に二色の遺物鎮守の八幡宮に奉納せり,脇指は紛失す,笛はアリ,義衡の子孫百姓と成相続清兵衛といふアリ」とあり,同様の記事は「帰雁記」「名蹟考」にも見える。
朝日(中世)】 鎌倉期から見える地名。
朝日村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
朝日(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7090626