伊井
【いい】

旧国名:越前
竹田川左岸の自然堤防と沖積地に位置する。北部は高燥であるが,南部は低湿な湫であった。自然堤防上には弥生時代~古墳時代の伊井遺跡がある。伊伎神社のすみに神水という池があり,男大迹王がこの水をほめて池を免鳥の池と呼び,当地を伊伎から伊井に改めさせたという伝説がある。建武2年正月に河口荘新郷に乱入した「長畝郷伊井斎藤五郎」は当地の武士と考えられ(大乗院文書/小浜敦賀三国湊史料),下って天正13年閏8月22日,「長畝郷伊井村」うち415石4斗7升7合が堀秀政から多賀源介へ宛行われている(多賀家文書)。なお,建武3年3月20日本多助定に与えられた感状に見える「越前井伊城」は,当地にあったものか(本多文書/後鑑)。
【伊井村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【伊井村(近代)】 明治22年~昭和29年の坂井郡の自治体名。
【伊井(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7090817 |





