稲寄
【いなよせ】
旧国名:越前
村国山の北,日野川中流右岸の平野部に位置する。地名は中世の「稲吉保」に由来すると思われ,延徳年間の創立と伝える妙稲寺(日蓮宗)の寺名もこれにちなむものか。村の草分けは吉田家と伝え,また,森家の旧名は「稲塚」であったという(国高の昔ばなし)。慶長国絵図の今南西郡に「稲寄村」563石余とある。
【稲寄村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【稲寄(近代)】 明治22年~昭和25年の国高村の大字名。
【稲寄町(近代)】 昭和25年~現在の武生市の町名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7091008 |