宇根
【うね】
旧国名:越前
観音川上流の谷に位置する。観音堂は泰澄大師が開き,六所明神を鎮守として勧請したという伝説があり,また中世には観音堂を中心に「宇根千坊」と呼ばれる寺院群があったが一向一揆で焼失したとする伝説もある。また,鎌倉期の状況を伝える越前国河口荘御前帳写によれば,細呂宜郷の項に「宇弥(禰)寺灯明田八段」と見える(春日神社文書)。
【宇根村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【宇根(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7091203 |