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大丹生
【おにう】


旧国名:越前

大塩とも書き(帰雁記),柴田勝家の時代より大丹生と記す(名蹟考)。丹生山地が迫る海岸段丘下で,一光川下流域に位置し,日本海に面する。丹生という地名については,郡中一帯に埴丹生という赤土を産することによるとも,つまり朱砂(水銀鉱)を産することによるともいい,大丹生でも水銀鉱を産出する。「名蹟考」に「東ニ朝倉家山本隼人屋敷迹アリ」と伝え,さらに「大丹生浦・小丹生浦水底岩有之。岩陰大船十四五艘程繋澗有之」と記す。天正12年8月3日の東野左馬允宛丹羽長秀知行宛行状写に「一,四拾壱石七斗三舛七合 大丹生村〈堤組〉」と見える(内閣土佐国蠧簡集残篇)。
大丹生浦(近世)】 江戸期~明治22年の浦名。
大丹生(近代)】 明治22年~昭和34年の大字名。
大丹生町(近代)】 昭和34年~現在の福井市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7091602